32


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サーティーワンアイスクリーム32個(2個は別包装で写真撮影忘れ)で43歳の誕生日。

死ぬまで生きましょう!



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雅乃楓号-湘南美雅荘

最期の時まで素晴らしい日本犬だった。
湘南美雅荘の作出犬で金指光春先生から褒められた最初の犬。

2頭目に褒められたのは桃太郎。

明日は桃太郎、二十歳(人間換算ね)の誕生日。

課外授業

金指光春先生と一緒に野武士小屋へ。

予習完璧だったから楽しい授業だった。

いやしかし先生方は熱い!

日本犬の眼

出典  「日本の犬と狼」 斎藤弘吉 著
     昭和三十九年八月一日 雪華社 刊



【 日本犬の眼 】


 我が国古来よりの犬の眼の説を申し上げますと、今より約四百三十年ばかりの前にあたる永正三年三月吉日の奥書ある、『斎藤朝倉両家鷹書』という秘伝の犬の相好の事の部に「かくの如くなる犬よし、いろいろ口伝ある也。いぬいかにも目のまえをれて」云々とあります。この目のまえをれてとは、素直というような意味合いではないかと存じます。
 小橋治郎右衛門『犬の書』、これは慶長二十一年八月十三日の奥書のある、すなわち今を去る約三百二十年ばかり前の書でありますが、この書の乾の巻、犬見様の事の部に「目ははし前斗りまもり、まぶち高く、目色はしゅたんにあぶらをおとしたるがごとし」云々、また「犬めきき(中略)見様口伝なり、まなこのつき様いろいろふく中までも見る也」とあります。目ははし前すなわち喙ばかり守り見るということは、いたずらにきょろきょろせぬ、落ち着いた、胆力のある、しかも鋭敏な精神を表わす眼の表情を巧みな言葉でいったものであります。まぶち高くということはむしろ眼球の張り出ぬ、奥まった眼という意味と解釈したらよろしかろうと存じます。目色はしゅたんに油をおとしたるがごとしのしゅたんはなにをいったものでありましょうか、朱丹の意味かとも考えられ、あるいは紫檀の意味かとも考えられます。油を落としたるが如しの一句で大体の虹彩の感じを表したものと思います。また犬目利の部まなこのつき様いろいろとありますが口伝となっていて残念ながら判明致しません。
 『唐流鷹深秘訣抄』の犬吉相の事の部には「眼は一つ」として「いかにも目あひ近きを良とす」とあります。この書の犬吉相の書き振りはいかにも変わったものでありまして、耳の説でも申し上げましたように、「疣か耳か」として「いかにも耳ちひさきをよしとす」といい、やや極端に説いております。この目あいもあまり離れたのは、いかにも愚鈍な相でありまして、御犬名所図やその名所の説明を書いた『御犬書』を見ますと、この目あいの延びている犬を河伯子犬と称し、定家卿鷹三百首中の和歌「谷川の流るる上を風かけて、鳥をたつるやおその子の犬」を引いて、「谷川などにてかくるをば、谷渡りともいへど、かけこすとも云がよきなり、おその子の犬とは鳥をば立れとも犬やりの遅きをぞなり、此の目あひの延びたる犬は下かんなるもの也、それをおその子の犬と云ふ」と説明しています。
 犬やりとは、ここでは犬の突込みのことを意味し、下かんは勘の悪いという意味であります。しかしこの目あひ近きを良しとするも、離れ過ぎぬようの注意と解釈したらよいと存じます。その他『鴨寄犬引伝書』の鴨寄犬の相形の部には簡単に「目は茶色」といっているだけであります。
 我が国の最も権威のある秘伝書の『蒼黄集』『蒼黄秘抄』は眼についてどのように伝えているかと申しますと、いずれも犬を相する上において、最も重大に慎重に取り扱っております。『蒼黄集』『蒼黄抄』は、この眼のところは同文であって、「犬形之事」の部に次の如くにのせてあります。
 「(前略)眼至って見所あり、考る所此の一眼に限れり。口伝あり習を得て明むべし。有増をしるす。白犬に黒眼あり、黄犬にかし目と云て鷹の眼の如く玉のまはりに大なる輪あり、人目より惣眼とも赤し、黄犬に限らず他の毛色にも眼替あり、多く気性強しと云へり。さかしきあり、にぶきあり、せはせはしきあり、静かなるあり、気短あり、温和なるあり、強気あり、至て愚なるあり、是皆いぬを繫ぐ時目を持って考ふ。見立てる時に犬を好くと見損あり。巧をと得見立べし」
 まず、犬を相することのうちで眼は最も肝要である。考究するところはこの1ヵ所であると、その重大に扱うべきことをいっています。次に口伝あり習を得て明むべし、すなわちその微妙なところは書いて伝うべくもないので口授を受け、かつ実際に経験を積んで会得せよ、しかしながらその大略を記すと断って、変り目のことすなわち尋常の目色でない眼について、また眼によって判断する犬の性質、賢、愚、利、鈍、強、弱、静、懆、をいろいろ述べております。最後に是皆いぬを繫ぐ時、眼を以て考ふ。すなわち犬を選択する時は眼の表わす犬の性質を考えて決定するのである。といっております。繫ぐといいますのは、当時公儀御犬牽が、町や村々に放し飼いされている多くの仔犬中から、自分の仕込まんとする犬を一頭選択して、まず馴れさすために自分のところに繫ぎます。それで選ぶことを繫ぐと申したのであります。当時公儀犬牽は、一人に付いて一頭乃至二頭の犬を受け持って専心調教したものであって、この一頭乃至二頭のために代々扶持を頂き、その犬の調教のできばえ、将軍家御前での犬の働きばえによって、一身一家の浮沈に関係するものでありますから、その仔犬の選択も苦心をしたもので、名犬となるべき素質を持っている犬を、探すにずいぶん苦労したものと推測されます。繫ぐ時眼を以て考ふ。眼をもって犬の性質を判断するに精力を傾倒したものと思います。なお最後に、見立る時好くと見損あり、巧を得見立べしと注意がしてあります。最初に見たときに毛色や、形等によって、好きな犬だと思って見る時はその犬の性質の欠陥が判らず見損うことがあるものである。単に観賞のための犬ではなく、調教使役せんとする犬を選ぶときは、好き嫌いに煩わされずにその犬の本質を見抜かなくてはならぬ、それには巧を得、すなわち、不断の研究と多くの経験を経て選択せねばならぬと結んでおります。
 蒼黄秘抄には次の如くに書いてあります。
 「(前略)此の形を考見て何もよき様にみえ候はゞ、眼中を得と見るべし。人に愛されてそだち、食餌にも乏しからず成長したる犬は、眼中すなほに見え、恐けも少く、自然と性のよき所見ゆるものなり、か様の犬を好て用べし。相形は能く見え候ても、常に人に追はれ呵られ、食にも乏しくして成長したる犬は、自然と眼中にこりありて、人を恐れ形気悪し、か様なるは馴けもむづかしく、取り扱ひむづかしきこと多し(下略)」
 「(前略)眼中はたいゆうなる所を好む。(中略)眼中黒目がちにしてぎろぎろしたるは、得てさわがしくしてよろしからず。鳥当りにもさわがしく、年老ても直りがたく、少の事にも恐れて鳥をけ逵ること多し」
 前文のこの形を考え見てというのは、犬体各部の体型毛色その他すべてを考究してみて、良しと考えたなら最後に眼をとくと見られよ。生い立ちの良いものは性質素直であって、仕込みも容易であるが、形は良くても生い立ちの悪いものは性質が素直でなく、仕込みがむずかしい。このような犬は、眼中に自然と凝りがあって、すなわちなんとなく不純なところがあって判るものであるといっております。後文には眼中大勇なる所を好むと書いてあります。大勇なる性を表わす眼、すなわち眼の形、色、動き、表情が悍威、大胆、細心、賢知、順良、落ちつき等を表わす所のものは、最もよしとしております。これは猟仕込みのことのみならず、あらゆることに使役するに理想とすべき眼でありましょう。眼中黒目がちであって、ぎろぎろとしたのは得て騒がしくてよろしくない。鳥の嗅にをつける時でも騒ぎまわり、いささかのことにもびっくりして、鳥の嗅いをかぎちがえること多く、この性質は年老いても直らないものであるといってます。この黒目がちでぎろぎろした犬というのは眼の大きい、張り出たものによくあり、ちょっと強そうに感じるものでありますので、特に注意したものと思われます。
 以上は我が国古来の眼についての説でありますが、動物学の世界を見ますと、故渡瀬博士が「眼は茶色で、ある角度をなして上に向ひ」と講演したと『理学界』にでており、『動物辞典』には「眼は稍斜にして勇猛の相あり」としるされて、いずれも外眥の上がることを申しております。変わり目については『両羽博物図譜』が「眼の白青変駮馬の如きを見ること一にして足らざるなり」と述べております。しかしこれは明治三十年代の洋犬のだいぶ入り混じった時代の見聞記でありますので、我が国古来の犬にかのごとき変り目ありや否やは、今後の研究に属することと存じますが、鹿児島地方においても明治初期に金目、銀目、の説があった由を聞きます。しかし同地方は最も早く外国のものの輸入された土地で、洋犬の入ったのも全国中最も早い部に属する地方ではないかと考えられます。
 本会規定の日本犬標準の眼の部を見ますと、「稍三角形にして、外眥上り、虹彩濃茶褐色を呈す」とあります。これに私自身の考え、解釈の仕方をそえて申しあげますと、まず第一に眼が適当の位置にあって、両眼のあまり離れ過ぎぬこと。もちろんあまりに近接し過ぎましたものは嶮しい、陰険な感じが致しましょうが、近接過ぎると思われる眼は少なく、離れ過ぎると思われる眼は多少見受けられます。それで昔から、目あいの延び過ぎぬことを注意致したものと思われます。第二に眼の形のやや三角形で少々外眥上がることであります。眼の形は犬のその時々の精神によって変化あるものでありますが、その平静な時の眼の本来の形が、下目縁線がやや一直線をなし、少々斜めに上り上眼縁線は内眥すなわち目頭をなす方の線より外眥すなわち眼尻をなす方の線がやや長く、三縁線のなす眼の形は、やや三角形に近いように思われます。眼が丸くて目尻の下ったものは日本犬にはないように存じます。第三に眼の大きさでありますが、特に大きな眼は自然出張り出た、俗にいう出眼に多く、いわゆるぎらぎらとした眼で、臆病、少しのことにも騒しい犬に多くあります。特に小なるものは、多く眼の深まった位置にあります。このような眼つきのものは、勇敢であるとともに強情な性質も多いように存じます。やはり家庭犬としての日本犬は大ならず、また、極端に小ならず、中庸を得た程度の眼が望ましいかと存じます。第四に眼の深浅であります。もちろん張り出た俗にいう出眼は悪しく、やや奥まった位置でなければならぬと存じます。ただここに御注意申し上げますのは、同じ程度の奥まった眼でも、眼の大きさの小さなものは実際以上に奥まった感じが致し、同じ深さでも眼の形中程度のものは目立つほど深く感じないものであります。第五に虹彩の色であります。しかし日本犬そのものの目玉の色は濃茶褐色が基でありましょう。これより深い色をしているものに、やや青みがかった、深海の色とでも申すような眼があります落ちついた大胆な性質のものに多いように存じます。ここに御注意申し上げたいのは、左右の虹彩の色の多少ちがうものがありますことで、私のかつて飼育しておりましたあ、小型の牡は、左眼が濃茶褐色で右眼が今申し上げました深い青ずんだ眼を致しておりましたが、気性はなかなかよい犬でありました。目玉の外輪にやや色の浅い輪の入ったものがありますが、日本犬としては体型のやや感心せぬ犬に多く、かつ気性も、鼻っぱしは強くともどうも最後の落ち着きがない犬に多いように考えられます。第六に眼の動きであります。さきほど申し上げましたように、昔の秘伝書には「はしさきばかり守り見」とありますが、要は、ぎろぎろ、きょろきょろせぬ目使いが大切かと存じます第七が以上を総合しまして眼の表情、その犬の心を表現する眼の表現であります。眼のかがやき、眼の動き、眼のすべてが日本犬の本質である悍威、大胆、素朴、落ち着き、忠順、素直、彗智、鋭敏を表わすものでなくてはならないと存じます。
 なお眼の外傷その他は多少注意すれば判明致しますが、普通と変わりないように見えて、視力のたいへん弱い、俗にいう鳥眼と称されるものが犬にもあります。これはよほどご注意なさらぬと判明せぬことが多いように存じます結局眼によって犬を相するということは、その人その人の深い体験によって会得すべきことで、古人のいったように、巧を得て明むべしの一語に尽きるかと存じます。(昭和九年十一月)

授業

野武士小屋にて。昨夜の続き。



今の小型の後ろ足はどうなってるんだ。あんな後肢じゃ山を走れないじゃないか。一本橋渡れないぞ。

小型らしさ?人形みたいに立ってるけど。

お宅の天狗はどうなった?何センチ?あれは良いね。野性味が有る。
(39センチです。大事にしています)

兄貴、そういえば○○と○○の写真の原版が有るよ。
(見たいです)

鉄号-相模旋風荘はもう居ないのか?あの黒毛は良かった。
(昨年亡くなりました)

この雌はここに居る雌に顔が似てるな。
(紅小菊姫ですね)

根っこが間違ってるから何を言っても無理だ。

今の犬はお坊ちゃんお嬢ちゃんばかりだ。
(はい・・・・・・)

この写真貰っていいか?
いいよ・・・・・・あ、その写真は一番良く撮れてるからコピーしてくる。
いや、それならこの写真でいい。
それなら良いよ。

昔の神奈川は犬キチガイがいっぱいいたんだぞ。

陸奥の子がここに居たじゃないか。



最近は二人の話が少し理解出来るようになった(気がする)ので、聞いていて面白い。

うな重

今夜は金指光春先生と一緒に野武士小屋の金指真吉さんのところへ。

手早く用事を済ませて、右耳に金指光春先生、左耳に金指真吉さん。兄弟共通の日本犬話を聞き耳立てて盗み聞き。

用事が済み、事務所へ。

桃太郎の娘の写真と、今日連れて行った黒雌の写真を3人で見る。
右耳に金指光春先生、左耳に金指真吉さん。
濃い目の日本犬の話。もっと聞いていたい。

野武士小屋をあとにして車に乗り、金指光春先生とドライブ。

『わたしが一番怖い事、嫌な事って判るか?』

わかるような気がしたけれど「先生に怖いものってあるんですか」と返す。

『自分の眼が届く所に、良い日本犬が居なくなることだよ。それはもう空気みたいなものだから変な話、空気が無くなったら死ぬしかない』。
『自分で所有してなくても良いんだ。何で私が桃太郎を褒めるのか、今度云われたら教えてやれ』。

と、この先はもし誰かに聞かれたら、直接その人に言うつもり。


今日お二人が話されたことの総てが、自分の中に少しずつ沁みていけばいいと思う。


金指光春先生にうな重を御馳走になった。今年初。

日本犬小型の当面する問題点(抜粋) 目について

日本犬小型の当面する問題点(抜粋) 

石川雅宥

出典:社団法人日本犬保存会 昭和55年度 第4号 会誌より



目の問題

 スタンダードでは、やや三角形にして外眥上がり、虹彩、濃茶褐色を呈すとなっている。まず目の色について触れよう。柴犬の場合、種族的に一番大切なものが、目の色に出てくるからである。スタンダードのごとく、濃茶褐色の、いわゆるブドウ色の目をもったものが、最も本質的にも、血統的にも、純粋度が高いのである褐色の勝った目、これは誠に郷愁を感じさせるに充分である。

 ところが、現在この濃茶褐色の目をもった日本犬が極めて少なくなったのは寂しいことだ目の色が濃いといっても、黒っぽい目が多い一部の系統のものには、真黒な人形のような目をしたものまでいる有様である。また褐色を離れて、黄色が勝ってきた目もある。これなどは明白に退色の傾向だと指摘せざるをえない。もはや濃茶褐色というのは非常に希少であり、貴重な存在となってしまったようだ。

 目の深さについても指摘しなければならない。日本犬の場合、深い沈んだ目が原則であることは言うまでもないが、近年の傾向として、浅い位置の目が出てきている。極端ではあるが出目も出現している。日本犬の本質、人を引きつける魅力は、奥目すなわち沈んだ目にあるということを、いま一度確認願いたいものだ。 

 また目の間隔だが、これは非常に広くなりすぎている。間隔があいて間が抜けたような目が多くなってきている。これが近づくということは、外眥のあがりもよくなるのだから、目の間隔は狭める必要があるように思われる。

早起き

早く起きれないなら夜更かしはするべからず。
陽が昇れば暑いのは当り前。ましてや9時過ぎてりゃ。

桃太郎と天狗は変わらぬ日々を過ごさせるよう努力している。

朝から慌ただしく

朝から慌ただしくも、少し時間調整して滞り無く終わらせた。
昨夜、台湾の黄君から頂いた誕生日プレゼントのお茶を飲んだせいか、犬の運動中の汗がハンパ無い。びしゃびしゃ。雨具が。雨降ってないのに。


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頂いたお茶と手紙。手紙の表面には「武田雅志」と書いてあり。

で裏面に書いてあったこれ。


も.jpg
ごっちゃんじゃん。でも下手だなあと。

そしたら黄君いわく

桃太郎を描いた

らしく。
桃太郎はもっと男前。こんなにへちゃむくれじゃないし。



台湾の黄君とはこの何年かやり取りしている。
日本犬の事が好きで、十代で親から与えられたのが柴犬だったこと、日本から関係者が柴犬を購入したこと、沢山話を聞いた。ひとつだけ黄君を褒めることがある。それは何かと云うと。

「展覧会での勝ち方」を聞かれたことが一度も無い。

小型日本犬(柴犬)の眼に於て

出典:社団法人日本犬保存会 会誌 「日本犬」 昭和34年 第4号


小型日本犬(柴犬)の眼に於て

-------石川雅宥


 眼は心の窓であると古来より云われている。犬に於いてもそ眼によつて種族的血度の高さ、その性能、個性を察知することが出来る。勿論、柴犬に於ては、他犬種以上に眼によって、これを察知することが出来る。
 過去の柴犬にて理想的眼を持つているものは皆無に近い。特にあの魅力ある日本犬独特の濃茶褐色の眼を持つたものが居ないのは嘆かわしい。
 色素が濃いようではあるが、黒眼のもの淡い明るい虹彩の褪色を思わすもの、これ等のものの多い事は、血度の低下を示していると見て間違いはない。
 日本犬保存会の日本犬標準の眼の部に「やや三角形にして外眥の上り、虹彩濃茶褐色を示す」となつている。これは外観的に見たとき、眼の形はその犬の精神状態等により、時に応じ若干の変化はあるものであるが、これは犬の平常時に於ける形を表現したものである。
 又、年令によつて老犬になれば、形良き眼も丸味を増して来る。これはその犬の老化現象によるものである。
 この標準に従つて柴犬の眼について詳しく述べたいと思う。

一、眼の色と視力について
 日本人と外国人の眼色の差は有るが、視力には差はない。
 犬に於ても眼色の濃淡によつて、その視力に差はないと思われる。
 我々が犬の眼についてこれを見るときは、視力以上のものについて即ち、その眼色の表徴するその犬の種族的血度の高さ、特質、性能、個性等をこれによつて鑑識するのである。

一、柴犬の眼の色について
 眼の色は虹彩の色であつて茶色のかかつた葡萄色又は濃茶褐色を理想とする。
 虹彩の色は毛色の濃いものより淡い毛色のものは多少は淡い色のものが多いが日本犬の種族的表徴である眼色は濃茶褐色が基である。
 柴犬の雑化したもの、不用心な近親交配の累積したものは、体型より何より先づ第一に血度の低下、能力の劣化を表わすのは眼色である。
 現在の柴犬を見るに日本犬らしい眼色をしたものを殆んど見ることの出来ないのは残念である。
 大部分のものが不用心な近親蕃殖の結果褪色をきたし、又一部の系統に於ては、濃茶褐色でなく、黒いやや紫色を帯びた眼色をしているものがいるが、これも柴犬の眼としては、本質的なものではない。

一、柴犬の眼の形並に大きさについて
 柴犬の眼はやや三角形で少々外眥の上つているのが理想である。即ち下眼線が一直線に近く斜めに上り気味にして、上眼線が内眥の線の方が外眥の線より長めで三角形に近いような形である。
 眼の大きさは大きからず、小さからず、顔貌とのよく調和のとれた、はつきりした眼が好ましい。小さ過ぎる眼、細すぎる眼も好ましくない。
 しかし全般に柴犬に於ては、中型日本犬と異りやや短めの口吻を持つており、おでこ気味の額を持つたものが多く、この為丸目、出目の犬が多い。これは柴犬としてある程度は止むを得ないとしても、好ましい眼ではない。
 柴犬も他の小型愛玩犬と同様或る程度の目張りと丸味のあるのが好ましいという説を聞くが、私はこれに賛成出来ない。 柴犬こそいっそう日本犬的な目を要求すべきであり、丸目の多いのは或る程度はしかたがないとの見解をとりたい。

一、柴犬の眼の位置並に深浅度
 眼の適当な位置は、両眼の余り離れ過ぎぬことである。眼の間隔の離れた犬は間延びした感覚を与え、額の品位を損ねる。
 全般に近過ぎると思われる眼は少くなく、離れ過ぎると思われるものが多い。
 眼の深浅は、出眼は悪く、やや奥まつた位置にあるのが好ましい。 大きな出眼の犬は神経質な落つきのない臆病な犬に多い。
 深まつた位置にある形のよい眼を持つた犬は、日本犬的稟性を持つていて、多くのものが勇敢であるが、その反面強情な所もある。
一、瞳孔の位置
 瞳孔の位置は、眼の中心にあるのが好ましい。瞳孔の位置の上部にあるもの等は、人間の場合の三白眼に相当し、陰険な感じを与え、額の品位を損ねる。かかる犬は咬癖を持つた犬に多い。

一、眼光並に眼の動き
 犬の眼の動き、表情、光は犬の視力問題以上に、その個性能力を反映する鏡である。
 上目、横目使いをする犬に素直なよい稟性を持つた犬はいない。物を堂々と正視する犬(顔と眼を一緒に動かして見る)でなければならない。又眼光、即ち眼の閃きは、その性能の表われである。
 これは御座敷飼い的環境にある現在の柴犬に望むことは無理かも知れない。しかし実猟で鍛えた百戦錬磨の犬の眼には、それがうかがわれ、人を圧するような眼光を有する。

一、眼の燐光について
 暗所に於てギラギラ燐光を発する眼は日本犬の眼として好ましくない。虹彩炎、網膜炎等の眼疾の後遺症が網膜に残つて網膜が病変しているものは別として、血度の正しい日本犬の眼は、暗所に於て目立つような、ギラギラした光を発しない。
 明るい所で一見よい濃茶褐色の眼であと思う犬でも暗い所でギラギラと目立つ燐光を発する犬は、顔貌に、毛色に、毛質に必ずこれを裏書きするものを発見出来る。
 又昼間よく見直すと、深い濃茶褐色の日本犬の眼色と似ているが、異なつた色であることを発見出来る。
 以上、眼の型、眼の位置、眼の色、瞳孔の位置、眼の動き、眼光につき述べたが、以上を綜合してその犬の種族的血度の高さ、性能等を判定して間違いないということが出来る。
 如何に体型的に整つていても、眼の色、眼の型、眼の表情に欠点あるならば、その犬は血度に於て性能に性能に於て必ず欠点を有している。
 「日本犬の生命は眼にあり」と云い切つても過言ではない。
 残念ながら現在の小型日本犬に理想的眼を有するもの絶無に近かい。
 柴犬愛好家の眼に対する認識と今後の研究を望んでやまない。


※原文掲載

ももたろうの息子達


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谺号-湘南美雅荘 本日撮影 生後5ヶ月

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古鉄号-湘南美雅荘 本日撮影 生後5ヶ月

2頭共、桃太郎の息子。
谺は秋に展覧会でお披露目出来たらなと思う。
古鉄は来月台湾に行く。気温が高くて暑いけれど大丈夫かな。少し心配。



獺郷に来る前に一度引っ越した時に、土本さんから引っ越しのお祝いに頂いた掛け時計がもう10年位音楽が鳴らなくなってたのに。なっていたのに。のに。のに。

今日、いきなり鳴り出した・・・・・・。

実は大分前に分解してハンダ着けとかやり直しても駄目だったのに。のに。のに。
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